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パキシル

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成分(一般名) : 塩酸パロキセチン
■パキシルの効能
うつ病・うつ状態。パニック障害。
応用:摂食障害、過食嘔吐、月経前不快気分障害、強迫性障害など
■パキシルの概要
パキシルは2000年に我が国で認可された、最新の抗うつ剤で「選択的セロトニン再取込阻害薬(SSRI)」と括られる、新たに開発された抗うつ剤のグループに属しています。
パキシルは脳内の伝達物質であるセロトニン系と呼ばれる神経のみに働くのが特徴で、パキシルは、そのセロトニンを増加させる働きをします。セロトニンの増加は気分を楽にすると言われます。
この「余計な部分には働かない」という特性により、パキシルは今までに多かった抗うつ剤の副作用(口が渇くことや便秘など)も大幅に軽減されています。
また、パキシルは、古いタイプの抗鬱剤の最も危険な部分、それは「大量服用で死に至ることがある」ことが解消されています。正確には分かりませんがパキシルは数百錠を服用しても死に至ることは無いとの話を聞いたことがあります。よって、抗鬱剤を大量に服用して自殺しようというような症状の方にもパキシルは処方しやすい様です。
また、パキシルは適応症として「パニック障害」が認められた国内初の薬でもあります。ソラナックスと共にパニック障害の治療の幅がパキシルの登場で広がりました。
■パキシルの副作用
パキシルは、副作用の少なさがウリなのですが、実は副作用が意外と多く発現しているようです。多いのは「飲み始めの吐き気」です。これは人によりますが、2週間程度で治まる方もいれば、ずっと吐き気が続いてしまう場合もあります。
パキシルには禁断症状もあると言われています。長い間パキシルを飲み続けている時に、突然飲むのをやめると、「耳鳴り」や「空間がゆがんで見えるという状態」そして「手足の震えが起きた」といった症状が報告されているようです。一度服用したら、あとは医師の指示通り続けることが大切です。
また、パキシルに特異な副作用として「セロトニン症候群」があります。ひどい発汗や体のふるえ、そして発熱といった症状が希にですが出るようです。おかしいと思ったら、すぐに医師に連絡した方が無難です。
■パキシルへの私見
パキシルは、副作用が少ないという宣伝文句で売られているのですが、その大欠点はこの「吐き気」だと思います。服用を始めてから数週間でその吐き気は治まるとは言われていますが、人によっては完全にパキシルとの相性が合わないというケースも多いようです。
最後に、パキシルは薬価がまだまだ高いのもネックです。画像の10mg錠は1錠146.8円もします。58条をお使いの方ならともかく、使っていない人間にとっては、恐ろしい金額の請求にびっくりしてしまうことでしょう。


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